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まつ毛貧毛症治療薬

まつ毛貧毛症治療薬

 

まつ毛貧毛症治療薬(ビマトプロスト)とは?

ビマトプロストは、睫毛(しょうもう)貧毛症(まつ毛が不十分であったり、不足していることを特徴とする疾患)のまつげの長さや太さ、濃さを改善するために開発された医療用医薬品です。

 

まつ毛の育毛を謳っている育毛剤は他にもありますが、厚生労働省がまつ毛貧毛症(睫毛貧毛症)治療薬として、効能・効果、および安全を承認した処方薬です。

 

従来のまつ毛エクステでは取れてしまう、接着剤による肌への負担等で抜け毛を多くしてしまうなどのデメリットがありましたが、まつ毛貧毛症治療薬はそういったデメリットもなく、まつ毛の悩みを根本から改善することができます。

 

 

ビマトプロストの特徴と効果

まつ毛貧毛症治療薬

 

まつ毛にも髪の毛と同じで、ヘアサイクル(毛周期)があります。

まつ毛貧毛症治療薬の有効成分であるビマトプロストがヘアサイクルに働きかけて成長期が長くなることで、まつ毛が「太く」「長く」「濃く」なると考えられています。

 

臨床試験の結果、ビマトプロストの投与4ヵ月後において、約8割の被験者で、まつ毛の「長さ」「太さ」「濃さ」といった全般的印象度の改善が確認されており、効果も実証されています。

症例写真

Before

After

治療薬名 まつ毛貧毛症治療薬・グラッシュビスタ®
治療内容 ビマトプロストが毛包に作用、毛周期における成長期を延長し、まつ毛を長く太くする治療
治療期間 16週間・夜1回
リスク・副作用 かゆみ、充血、目の乾き、まぶたの色素沈着の症状が発生する可能性あり
費用 18,700円(税込)

ビマトプロストの副作用と使用上の注意点

■ビマトプロストの副作用

グラッシュビスタの安全性に関しては臨床検査で証明されていますが、使用による副作用として、まれに「かゆみ」「充血」「目の乾き」「まぶたの黒ずみ」「違和感」などが報告されています。(全臨床モニターの3.8%)

 

・メラニンの増加によりまぶたが黒ずむことがあります。また、目の周りが多毛になったりすることもあります。塗布を中止すると元に戻る可能性があります。

 

・まぶたの色調変化や、目の周りが多毛になることを防いだり、軽減したりするため、塗布後は目の周りについた薬をよくふき取るか、洗顔してください。

 

・まぶたのかゆみ、目がしみる、目のかゆみ、目の痛みなどの症状があらわれることがあります。このような自覚症状が持続する場合にはただちに受診してください。

 

 

■ビマトプロスト使用時の注意点

以下に該当する方は、原則として外用することはできません。

 

・妊娠中又は妊娠している可能性がある方

・授乳中の方

・過去にビマトプロストに含まれる成分で過敏な反応が出た方

・15歳未満の小児

 

 

ビマトプロストの治療内容

*当クリニックでは、まつ毛貧毛症治療の承認薬『グラッシュビスタ®』を取り扱っております。

 

■ビマトプロスト処方方法

【① カウンセリング・診察】

・ご希望をお伺いし、治療の詳細や効果、ご質問、ご料金など詳しくご説明いたします。 

 ↓

【② 処方】

・治療薬を院内処方します。

 ↓

【③ アフターケア】

・治療後に気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

 

 

■ビマトプロスト詳細説明

商品名 グラッシュビスタ
料金 5ml 18,700円(税込)
添加物 ベンザルコニウム塩化物、塩化ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム・七水和物、クエン酸水和物、塩酸、 水酸化ナトリウム
承認状況 厚生労働省承認
認証番号 22600AMX00551000

 

 

■使用方法

【Step.1】(ご使用前)

・メイクを落とし、洗顔を済ませます。

・コンタクトレンズも外します。

 ↓

【Step.2】(ブラシの準備)

・専用のブラシを1本取り出します。

 *ブラシの毛先には触らないようにしてください。

・ブラシの毛先にグラッシュビスタを1滴落とします。

 ↓

【Step.3】(まつ毛の生え際に塗布)

・滴下後すぐに、上まつ毛の生え際の部分を、目頭から目尻の方向へ丁寧に塗ります。

・反対側の手でまぶたを持ち上げるとより塗りやすいです。

 *下まつ毛には塗らないでください。

 *塗る時には液が目の中に入らないように、下まぶたにつかないように気をつけてください。

 *塗布回数を増やしてもまつ毛の成長は促進されない ので、1日1回を超えて塗布しないでください。

 ↓

【Step.4】(生え際以外の薬剤を拭き取る)

・薬剤が上まつ毛の生え際以外についた場合は、コットンやティッシュなどですぐにふき取るか、洗い流してください。

 ↓

【Step.5】(ブラシを捨てる)

・片方のまつ毛を塗り終えたら、その都度使用したブラシは捨てて、再使用しないでください。

・片方を塗り終えたら、新しいブラシを容器から取り出し、もう片方の上まつ毛にもSTEP. 2からの手順で同じように塗ります。

 

 

▶ドクターからひと言

最近よくメディアで「まつ育」という言葉を耳にします。

まつ毛の育毛には「まつげ美容液」と「まつ毛育毛剤」があります。

ビマトプロスト(まつ毛貧毛症・育毛)はまつ毛育毛剤で、まつげに栄養を与えて補修するまつ毛美容液とは異なり、まつ毛の発毛を促進して量を増やす医薬品です。

まつ毛育毛剤には医療成分を含んでいるため、医師の処方が必要となります。

1日に1回塗るだけの手軽さで、これまでとは手応えが違う、画期的なまつ育(まつ毛育毛)を始めてみてください。

 

 

よくある質問

【Q1.なぜ「長く、太く、濃く」することができるのですか?】

本製剤の有効成分であるビマトプロストが、まつげの休止期から成長期への移行を促進し、成長期の期間を延長させることにより、まつげの「長さ、太さ、濃さ」の増大に寄与すると考えられています。

 

【Q2.まつ毛治療薬とまつげ美容液との違いは何ですか?】

「薬事法」により、まつげケア用品は「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」のどれかに分類され、一般的に、まつげ美容液は「化粧品」に分類されます。

「化粧品」は、厚生労働省の承認・許可は必要なく、「医薬品」や「医薬部外品」と比べて効能・効果が緩和であり、まつげ周りの環境を整え、健やかに保つことで、まつげのダメージを減らすといった効果を期待するものです。

 

【Q3.まつ毛貧毛症治療薬とまつげ育毛剤との違いは何ですか?】

「薬事法」により、まつげケア用品は「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」のどれかに分類され、一般的に、まつげ育毛剤は「医薬部外品」に分類されます。

「医薬部外品」は厚生労働省が許可した有効成分が一定の濃度で配合されているものの、「医薬品」に比べ、効果・効能が緩和であり、「治療」ではなく「予防」を目的に作られたものです。

 

【Q4.まつ毛のエクステンションを装着したままで、本製剤を使用できますか?】

まつ毛エクステンションを装着したままで本製剤を投与した試験は実施されていませんが、当クリニックでは、まつエクを止める前提での使用であれば良いと考えています。

まずは、まつエクを装着したまま治療薬を開始し、まつ毛が伸びてきましたら、まつエクの再装着を止めていただくことをお勧めします。

 

【Q5.投与期間中にマスカラを使用してもよいですか?】

マスカラを使用しても構いません。

ただし、治療薬を塗布する際はマスカラや化粧を落とし、清潔にした状態で使用してください。

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