脇の皮膚にボツリヌストキシン注射を打つことで、汗の分泌をコントロールする神経をブロックし、汗の分泌を抑制する治療です。
汗の分泌が減ることで、気になるニオイも軽減することができます。
ワキガだけでなく、嫌な汗じみを防ぐために施術される治療です。
特にブラウスなど汗じみが目立ちやすい服装でお仕事されている女性の症例が多く、当クリニックでも毎年多くの方が利用されています。
ボツリヌストキシン注射に使われるボツリヌス菌は食中毒の細菌として一般的にはよく知られていますが、ボツリヌストキシン注入治療による体へのダメージの心配はありません。
・メスを使わないので、痛みや腫れもなく、ダウンタイムの心配なし
・治療時間は約20分と簡単な治療
☑ 多汗症の改善
☑ ワキガの改善
発汗を促進させているのは、交感神経のアセチルコリンという神経伝達物質です。
交感神経から汗腺に向けてアセチルコリンが放出されると、汗腺が刺激を受けて汗が出ます。
緊張したり、運動したり、辛い物を食べるなどして交感神経の働きが活発になると、アセチルコリンの放出が増えて汗が増えます。
ボツリヌストキシンはアセチルコリンの分泌をブロックする作用があるため、ボツリヌストキシンを注射した周辺の汗腺からの発汗が抑制されます。
ボトックスビスタ®は日本で唯一、厚生労働省が承認したボツリヌス治療製剤です。
日本の基準での有効性、安全性が評価され、厳しく品質管理されています。
また、ボトックスビスタ®による治療を行うことができるのは、所定の講習を受け、認定された医師のみです。
ボツリヌストキシン注射は1970年代にアメリカで導入されて以来、病気の治療に広く採用され、現在では98カ国の医療現場で使われています。
☑ とにかくよくワキに汗をかく方
☑ 制汗剤や汗止めクリームが手放せない方
☑ 臭いを指摘されたことがある方
☑ 洋服のワキ部分によく汗ジミができる方
☑ ワキの汗を気にしているが、手術には抵抗がある方
・妊活中の方
・妊娠、および授乳中の方
【① カウンセリング・診察】
・ご希望をお伺いし、治療の詳細や効果、ご質問、ご料金など詳しくご説明いたします。
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【② 麻酔クリーム塗布】
・施術前に、施術を行う部分に麻酔クリームを塗ります。
・麻酔クリームは化粧品のクリームに似た感触の麻酔薬です。
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【③ 治療】
・麻酔がかかったら施術を開始します。
・治療対象部分に注射をしていきます。
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【④ アフターケア】
・治療後に気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
・必要があるようでしたら、検診に来院いただきます。
施術時間 | 20分程度 |
術後の腫れ | ごくわずか |
麻酔 | クリーム麻酔 |
ダウンタイム | ほぼなし |
効果の持続 | 3~4ヶ月ほど(個人差あり) |
シャワー | 当日より可能 |
入浴 | 2~3日後より可能 |
ボトックスは多汗症の汗を抑える以外に、筋肉の収縮を抑制する作用があります。
多汗症治療をした部分の筋肉が動かなくなってしまうのではないかと心配になりますが、筋肉と汗腺は深さが異なりますので、汗腺のある深さに正確にボトックス治療を行なえば、筋肉が動きにくくなることはまずありませんので、安心してお受けください。
□ サウナや長風呂、激しい運動などは1週間ほど控えてください。
□ お酒は2~3日控えてください。
□ 内出血が起こる場合もありますが、通常1~2週間で治まります。
■料金表
メニュー | 部位 | 料金 |
ボツリヌストキシン注射 (多汗症の改善) |
両脇 | ¥85,800 |
■リスク
注射針による内出血 | 通常は1~2週間で消失します。 |
一過性の腫脹・痛み | 通常は数日で消失します。 |
*ピルやトラネキサム酸を内服中の方は、作用の増強がみられることがありますので、医師にご相談ください。