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院長ブログ

乾燥対策の基本とスキンケア

乾燥対策の基本とスキンケア

 

こんにちは、院長の前田です。

美容皮膚科医の視点から、今日は「乾燥対策の基本」について深掘りします。

 

 

乾燥は美容施術効果にマイナスに働く

寒い季節やエアコンの影響で肌の乾燥が気になる方が増えています。

乾燥は肌のバリア機能を低下させ、敏感肌を引き起こす原因にもなります。

 

さらに、乾燥していたり、バリア機能が低下していると、美容施術に効果が出にくいばかりか、炎症を引き起こす可能性もあります。

 

そこで今回は、乾燥対策としてのスキンケアの大切さ、バリア機能をアップする方法、敏感肌向けのシンプルケアについて詳しくお話しします。

 

 

乾燥が引き起こす肌トラブル

肌の乾燥が進行すると、以下のようなトラブルが発生しやすくなります。

 

乾燥対策の基本とスキンケア

 

  • かゆみや赤み:肌がカサカサしてかゆみが出たり、炎症を起こしやすくなります。

  • 小ジワの増加:水分が不足すると肌のハリが低下し、小ジワが目立つようになります。

  • 敏感肌の悪化:バリア機能が低下し、外部刺激に対して過敏になりやすくなります。

 

乾燥を防ぐためには、日々のスキンケアが重要です。

 

 

肌のバリア機能をアップするスキンケア

肌のバリア機能を強化するためには、次のようなスキンケアを心がけましょう。

 

1. 洗顔は優しく、適度に

乾燥が気になる方は、洗顔のしすぎに注意しましょう。

強い洗浄力のクレンジングや洗顔料は、必要な皮脂まで奪ってしまいます。

肌に優しいアミノ酸系洗顔料を選び、泡で優しく洗うことがポイントです。

 

2. 保湿をしっかりと

肌の水分を逃がさないためには、しっかりとした保湿が必要です。

セラミド、ヒアルロン酸、NMF(天然保湿因子)などが配合された化粧水や乳液、クリームを使用し、潤いをキープしましょう。

 

3. 油分でフタをする

保湿成分を補給した後は、油分でしっかりとフタをしましょう。

特に乾燥が気になる方は、クリームやバームを使用するとより効果的です。

 

4. 紫外線対策を怠らない

紫外線は肌の乾燥を進行させる要因の一つです。

日焼け止めを毎日使用し、紫外線対策をしっかり行いましょう。

 

 

敏感肌の方におすすめのシンプルケア

敏感肌の方は、過度なスキンケアを避け、できるだけシンプルなケアを心がけましょう。

 

  • 低刺激なアイテムを選ぶ:アルコールや香料、着色料が含まれていない、低刺激のスキンケアアイテムを選びましょう。

  • 化粧水のパッティングは避ける:手のひらで優しく浸透させるのが理想です。

  • シートマスクの使用は慎重に:長時間のシートマスクは逆に肌の水分を奪うことがあります。使用時間を守り、肌に合ったものを選びましょう。

 

乾燥を防ぐためには、適切なスキンケアを行い、肌のバリア機能を高めることが大切です。

特に敏感肌の方は、シンプルで低刺激なスキンケアを心がけることで、肌トラブルを防ぐことができます。

 

冬の乾燥対策をしっかりと行い、健やかで潤いのある肌を保ちましょう。

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