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毛周期と脱毛

毛周期と脱毛

 

毛周期とは?

毛は、【成長前期】⇒【成長期】⇒【退行期】⇒【休止期】の4段階サイクルを繰り返しながら生え変わっており、これを毛周期(ヘアサイクル)と呼びます。

毛周期と脱毛

脱毛機のレーザーが反応するのは【成長初期〜成長期】の毛だけです。

レーザーはメラニン色素に反応しますので、毛母細胞が活発な成長期の毛は黒色が濃く、レーザーが毛根までよく届きます。

 

これに対して【休止期】や【退行期】の毛はメラニン色素が薄く、あまりレーザーに反応しません。

レーザーを照射するとすぐ抜ける毛と、そのまま伸び続ける毛があるのは、それぞれの毛の状態が違うためです。

 

効率よくレーザーが反応するよう、成⻑期に合わせて照射していくことが結果を得るために必要となります。

 

 

部位別の毛周期と脱毛期間

脱毛で効果を出せる成長初期と成長期の割合は、生えている毛全体の10~20%とされています。

 

1回の施術で20%の毛を全て脱毛できたとすると、「100%÷20%=5回」で完了となりますが、毛周期は目視にて、成長初期と成長期の見分けをすることが困難なため、平均回数は5~6回とされています。

 

 

また、一般的に推奨されている『2カ月に1度』を通院サイクルとすると、「2カ月×5回=10カ月」が必要な期間の目安となります。

 

また、脱毛は人それぞれの満足度や部位によってゴールが異なります。

「脇は絶対なくしたいけど、背中は薄くなれば良い」、「産毛も全部なくしたい」など、自己処理が不要と判断する基準にも個人差があります。

 

 

部位別の毛周期と脱毛に必要な施術回数

部位 毛周期 最短 平均 最長
ワキ 2~3ヶ月 4回 7回 10回
VIO 1.5~2ヶ月 4回 6回 8回
全身 2ヶ月 4回 6回 8回
全顔 1~2ヶ月 4回 8回 10回
太もも 1.5~2ヶ月 4回 6回 8回
ひざ下 1.5~2ヶ月 4回 6回 8回

*いずれも個人差あり

 

効率的な脱毛ペースは?

効果的に、かつ効率的に脱毛をするには、「毛周期=通院ペース」を理解することがカギを握ります。

誤った知識で、毛周期を無視して脱毛をしてしまうと回数が余分に掛かり、時間はもちろん、コストパフォマンスも悪くなるため、毛周期の理解は重要なポイントです。

 

 

▶2ヶ月おきの通院メリット

部位によって毛周期が違うのになぜ2カ月おきがいいのか、それぞれの毛周期に合わせたほうがいいのではないかと思われるでしょう。

 

毛周期が長いワキやVIOは3カ月おきに、毛周期が短い足や腕は2カ月おきでいいのではないかと思われるでしょうが、脱毛したい部位が1カ所だけなら、実はそれが一番効果的です。

 

しかし、最近は全身脱毛を希望する方が増えており、複数部位や全身脱毛の場合、部位ごとに分けて施術を受けていてはスケジュール管理が大変になり、通院するのが億劫になりがちです。

 

体毛の濃さや固さにはホルモンバランスによって個人差があり、また、同じ部位でも毛根によって毛周期のバラツキもありますが、2カ月を基準にしておけば大きなズレがありません。

 

なぜなら、1回の施術で最大で20%の毛しか脱毛することができませんが、前回の施術で休止期だった毛が順次成長期に入っていきますので、2カ月に1度の施術は部位や個人差の平均を考えたタイミングであり、成長期以外の毛にレーザーを照射するリスクが減らせる、理にかなったサイクルだからです。

 

 

できるだけ毛周期に合わせた定期的な脱毛を!

毛周期を理解すると、早く脱毛したいからといって通院サイクルを1カ月ごとに早めても、あまり意味がないことがわかります。

また、3~4カ月後や半年後など、間隔を空けるのもあまり望ましくありません。

 

最初の2~3回目くらいはスルッと抜けても2週間程度でまた毛が生えてきますが、それは特に気にする必要はありません。

前回の照射時に休止期だった毛が次々に成長期に入った証拠で、施術を重ね、生える毛が少なくなってきたと実感できるようになれば、間隔を空けることが可能になります。

 

それまでは2ヶ月おきに定期的に通院することが、最短の脱毛期間となります。

性毛と無性毛

毛の性質についてもご紹介しておきます。

毛には2種類あり、「性毛」と「無性毛」があります。

毛の性質によって、脱毛効果に違いが出てきます。

 

性毛とは、ワキやVIOなど、思春期になると生えてくる毛のことで、男性では胸毛やヒゲも性毛です。

毛周期が長い場合が多く、脱毛完了までには1年以上かかる場合がほとんどです。

 

 

無性毛とは、髪の毛、眉毛、まつ毛、鼻の下や手足の毛など、もともと生えていた毛のことで、比較的毛周期が短い場合が多く、脱毛効果が早く表れやすいといえます。

 

毛周期と脱毛

体毛とホルモンの関係

体毛はホルモンが大きく関係しています。

性別にかかわらず、人間は男性ホルモンと女性ホルモンの両方を備え、一生の中でバランスが変化しています。

 

男性ホルモンの中でも「テストステロン」の分泌が活発だと、体毛は濃くなる傾向にあります。

 

特にストレスや食生活の乱れ、肥満によってムダ毛が濃くなる場合があるのは、男性ホルモンの分泌が活発になるからと言われています。

 

体毛が濃くてお悩みの女性は、生活習慣を整えるとともに、イソフラボンやプラセンタなど、女性ホルモンの分泌を促すサプリメントを試してみるのもいいかもしれません。

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