こんにちは、院長の前田です。
うっかり、紫外線対策をせずに日焼けをしてしまい、「あせる!」なんてことは誰にでもありますよね。
そんな場合でも、72時間以内であれば、打つ手はあります!
日焼けに関しては、この72時間以内というのがゴールデンタイムなのです。
日焼けに関する紫外線はUVAとUVBがあります。
日焼けをして、数時間で皮膚が赤くなり、炎症を起こすことはサンバーンと言い、UVBによるものです。
そして残念ながら、サンバーンを防ぐことはできません。
日焼けをして、皮膚が黒くなることをサンタンと言い、UVAとUVB両方によるものです。
サンタンは、日焼けをしてからすぐに起きるものではなく、約72時間(3日)してから、皮膚でメラニンが生成される量が増えることによります。
このサンタンに対しては、日焼け後でも打つ手があるのです!
①内服薬
・ビタミンC
・ビタミンE
・トラネキサム酸
皮膚のターンオーバー(入れ替え)が約1ヶ月で起きることを考え、日焼けしてから1ヶ月間は内服した方がよいでしょう。
②美白点滴
・メラニンの生成を抑える
・体の酸化(サビる)のを抑える(高濃度ビタミンC点滴)
効果は点滴後、約7時間から現れます。
③イオン導入
電気の力で、薬剤を皮膚に浸透させるエレクトロポレーションという手法です。
イオン導入には何種類かありますが、サンタンを抑える目的では、ビタミンCやトラネキサム酸が良いです。
避妊に失敗した際にアフターピルというものがありますが、ニュアンスとしては、少しそれに似ています。
もちろんしっかり紫外線対策をして頂くのがベストですので、あくまで、緊急避難的なものと考えて頂くとよいです。