こんにちは、院長の前田です。
ピーリングと聞くと、いまだに拒否反応を起こす方がいらっしゃいます。
『よく皮膚が薄いと言われるので、ピーリングは心配です』とおっしゃる方が少なくないです。
ピーリング治療はもともとケミカルピーリング、『化学薬品で皮をむく』と言う意味の治療です。
ボトックスの『毒素』と言う言葉に拒否反応を感じるのと同じ様に、ネーミングに直感的に恐怖険を感じてしまう方もあるかもしれません。
確かにピーリング治療に使用する薬剤、あるいは治療方法によっては、後日皮がむけてきたり、赤みが残ったりするようなピーリング治療も存在しているので、怖そうという先入観がふくらみ、食わず嫌いな方が多い治療の一つとも言えます。
古代エジプトのクレオパトラもピーリングをしていたらしいというのは有名な話です。
フルーツには酸が含まれており、それが肌の古い角質を優しく取り除いてくれることを知っていたのです。
はるか太古の時代から女性は肌を美しくしたいと望み、自ら道を切り開いてきたのですね。
現代では様々な趣向を凝らしたピーリング治療が選択可能です。
いずれも素晴らしい治療法であり、女性に限らず、男性も含め老若男女どなたでも定期的に行った方が良い治療だと考えています。
ピーリングは分かりやすく言うとお肌のクリーニングで、歯医者さんで歯の定期健診やクリーニングをしている方は多いと思います。
毎日、食後に歯磨きをしていても溜まっていく歯石、それらを定期的にクリーニングすることで歯周病や口臭、歯や歯茎の健康、見た目のためにも気を付けている方が多いと思います。
それとまったく一緒で、朝晩、洗顔をされていると思いますが、歯石と同様に、日々の石鹸洗顔では落とせない皮膚の老廃物が存在します。
毛穴詰まり、イボやシミの原因の一端も古い角質であることも少なくないのです。
歯の黄ばみ、黒ずみをクリーニングするのと同じ様に、皮膚もピーリングでクリーニングすることでお肌のくすみや淀みを改善し、美しく健康的な素肌を作り出すことができるのです。
現在流通しているピーリングは薬剤の性質・内容で差別化をはかるものが多いですが、私のお勧めはハイドラフェイシャルです。
水流と特許技術のチップ先端の構造が革新的治療であり、薬剤自体は比較的マイルドですので、ピリピリ感じる刺激感はごくわずかです。
水流で優しく溶かし出して浮き上がらせ吸引していく、その受け心地は治療と言うよりリラクゼーションのマッサージに近い感覚のため、リラックスできます。
また、マッサージピールもお勧めで、コウジ酸の効果で美白が期待できるピーリングです。
ここまで読んでいただいた方は、ピーリングと光・レーザー治療を一緒に受けていただきたい理由をすでにお察しいただけるかもしれませんが、例えば歯のホワイトニングであれば当然クリーニング直後が良いでしょうし、車を洗車してからコーティングやワックスがけをしたり、綺麗に汚れを落としてからバックや靴のお手入れをしますね。
お肌も同様です。
汚れを無視して光やレーザーを照射しても良いのですが、クリーニングした後ではその効果が違うのです。
シミなどは光やレーザーだけで無理に取りに行くのではなく、こういった選択肢を選んでみることも新たな賢い選択だと考えます。