こんにちは、院長の前田です。
当クリニックで人気の高い『ウルトラセルハイフ』というマシン。
これまでにない強力なタルミ治療、小顔治療が可能となりました。
このマシンは、超音波のエネルギーを使用したHIFUというメカニズムを利用しています。
超音波エネルギーを虫メガネのようにある一点で集束させていきます。
すると、焦点の部分では瞬時に70℃前後のエネルギーに増幅され、熱変性、つまり、焼けます。
このメカニズムは細胞を破壊することが可能ですので、一般の病院でも利用されていて、婦人科の領域では子宮筋腫を縮小させる治療にも使われています。
最近はエステの広告などをみていると、「HIFU痩身」など、ハイフマシンを宣伝しているものがよく見受けられます。
しかし、実際はエステなどの医療機関以外の施設に「本物の医療用のハイフマシン」を置くことはもちろんできません。
細胞を壊すことは医師法に抵触するため、医師が存在しないエステでは取り扱うことが許されないからです。
エステに流通しているハイフマシンは、「ハイフというメカニズムを使っている」だけであって、実際は細胞が変化する温度まで上がることがないようにリミッターをつける必要があるのです。
そこには「扇風機」と「ジェットエンジン」ほどの違いがあります。
羽根を回して風を送り出すというメカニズムは一緒ですが、起こしている現象は天と地ほどの差があります。
細胞が壊れることがない分、重要な神経がどこを走っているかなどの解剖を全く知らないエステティシャンでも照射することができるようになりますが、肝心の効果は得られません。
「エステでハイフというものをやったけど、全く効かなかったから、ウルトラセルハイフセルも効かないのではないですか?」と、そんな意見をたまにいただきますが、エステ用のマシンとウルトラセルハイフは全く別のマシンだということを認識しておく必要があります。
医療用ハイフマシンはウルセラに始まり、ダブロなど続々と後継機種が登場しましたが、ウルトラセルハイフは間違いなく別格です。
以前のマシンは麻酔がなければ施術できないほどでしたが、痛みも軽減され、比較的楽に施術を受けられるようになりました。
また、このマシンは例えるなら、美容外科医で言えばメスのようなもので、切れ味が鋭いメスの性能は疑う余地はありません。
そして、重要なことは「そのメスの使い方」です。
「同じメスを使っていれば、手術の結果が同じ」ということはありえないように、ウルトラセルハイフも「このマシンを置いているクリニックであれば、同様の結果を期待できる」というわけではありません。
医療用の本物のハイフマシンは重要な神経の走行などの顔の詳細な解剖を熟知した上での施術となります。
当クリニックではマシンの有能さを引き出すべく、トレーニングを重ねています。
メスを使わずに、自然なリフトアップしたい方にはオススメの施術です。