こんにちは、院長の前田です。
医療レーザー脱毛以外で、当クリニックに来院される患者様のお悩みベスト3は「シミ」、「シワ」、「たるみ」です。
いわゆるSSTですね。
シミが気になる、くすみが気になる、ほうれい線が気になる、毛穴が気になる、目のクマが気になるなど、ピンポイントでのご相談も多いですが、最終的にはシミ・シワ・たるみのいずれかの分野に分類されます。
ほうれい線が気になるというお悩みも、ほうれい線がどんどん食い込んで目立っているわけではなく、目の下や頬のたるみがほうれい線を目立たせているのです。
ちなみに、手鏡で天井を見上げるように自分の顔を見てみると、ほうれい線は目立たなくなります。
このように、ほうれい線やフェイスライン、目のクマの一部など、これらの治療法としては、ほぼ『たるみ治療』に分類されます。
たるみ治療の選択肢は色々とありますが、その方の状態に応じて、最適な方法は変わってきます。
機器を用いた治療のご案内を始める前に、知っておいていただきたいことがあります。
美容クリニックには様々な機械があり、どの機械を選べばよいのか、迷ってしまう方も大変多いのではないでしょうか。
例えば、スマホのメーカーで、アップル、サムスン、ソニーなどの名前はいくつか聞かれたことがあると思います。
同じように医療レーザーのメーカーも世界各国にいくつも存在しており、それぞれのメーカーが様々な美容マシンを世界中にデリバリーしています。
スマホに詳しい方であれば、機種名や型式などから、使い勝手や性能などもある程度は想像できるでしょうが、スマホに興味がない人にとっては全く何のことか分かりませんよね。
スマホは全部一緒、“携帯電話でしょ”とは言っても、格安スマホと有名メーカースマホとでは性能も価格も全然違うことは、ご存知ではないでしょうか?
美容マシンも同様に、最新式のレーザー治療器と言われても、メーカーや機種によって性能は異なり、治療効果にも違いが現れます。
単純に「光治療」、「ハイフ」という言葉だけで機種やクリニックを選んでしまうのは、必ずしも高い効果を得られるとは限りません。
当クリニックで扱っているたるみ治療のご案内をしましょう。
▶HIFU治療
ハイフを使用した治療が今のところ最先端で、たるみ治療に関して最も効果的な治療の一つとなります。
現状では、皮下脂肪層やスマス筋膜の治療ができるのは、唯一、このタイプのみになります。
治療時に個人差はありますが、痛みを伴う機種が多いです。
当クリニックでは「ウルトラセルQプラス」が該当します。
▶RF治療
高周波を利用した治療はハイフより前から存在しており、最も普及している治療法で、痛みがあるものとないものがあります。
主に肌を引き締める目的で使用され、当クリニックでは「エンディメッドプロ」が該当します。
▶レーザー治療
レーザーを利用した機種も高周波と同じくらい多く存在していますが、HIFUやRFと比較すると価格がリーズナブル、痛みやダウンタイムが少ないものが多いのが特徴です。
痛みやダウタイムが少ない分、継続した治療が必要になります。
当クリニックでは「ヤグレーザー」が該当します。
▶ダーマペン4
マイクロニードリングと言う技術を使った治療法で、ダーマペン4は当クリニックでも人気があります。
皮膚を入れ替え、引き締めることでたるみ改善の効果を出しますが、毛穴、シミ、くすみ、肌質改善など、色々なお肌の諸症状を改善するため一石二鳥、オールマイティーな効果で、色々迷ったらこれで決まり、という万能さが売りです。
薬剤導入も可能で、プラスアルファの効果を求める方にはお勧めです。
▶ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入では内出血や腫れのリスクがありますが、痩せ型の方やたるみが軽度な方にはリスクもほぼなく改善がみられるため、お勧めの治療法です。
部分での治療も可能ですが、お顔全体のバランスを整え、老化による立体的変化の原因となるポイントにヒアルロン酸を注入し、たるみにアプローチする治療も有効です。
▶マッサージピール
トリクロロ酢酸という薬剤を使用し、線維芽細胞を刺激して皮膚のコラーゲンを増やす治療法です。
マッサージピールは非常にマイルドな効果ですが、2016年に日本に入ってきて、全国的に広まっている人気の治療です。
全く美容医療が初めてと言う方には、入門的な良い治療で、他の治療と組み合わせることもできます。
以上、当クリニックでのたるみ治療のご案内ですが、これらを組み合わせることで、単独で治療するよりも、コンビネーション治療の方が相乗効果やシナジー効果を期待できます。